有田焼染付食器を中心にお届け致します。茶碗、湯呑、皿、鉢等お楽しみ下さい。

うつわ処 七五郎
       七五郎の一言 その2  
有田焼の食器          参考にして頂ければ幸いです。

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漆器の手入れについて

時折お問い合わせがありまして、「木製の汁椀を洗浄機に使ってもいいのですか?」ということですが勿論ダメです。
乾燥機もダメです。漆はもともとそれ程高温に耐えられるものではないのです。優しく手洗いして下さい。
それから洗剤も出来るだけ使用を避けて下さい。
油汚れの時には、ぬるま湯に洗剤を薄めに溶かして、それを泡だ立てて、それで洗って下さい。
直接洗剤をつけるのは避けて下さい。よく流水で流したら、柔らかい布巾で二度拭きして下さい。
大切に扱えば10年は楽にお使い頂けます。

どうしても洗浄機をお使いになる場合は、洗浄機に対応した合成樹脂の汁椀がありますので、それをご購入下さい。

和食器、洋食器、中華、ガラス食器のご購入の参考にして下さい

中華、ガラス食器はどうしてもメインという食器ではありませんし、アイテムもそれ程多くはありません。
和食器なり、洋食器で代用できますので、是非必要というアイテムは非常に少なくなります。極端に言えば、ガラス食器は
タンブラー、中華はラーメン鉢があれば最低限不自由はしないということです。
中心になるのは、洋食器と和食器ということになりますので、このあたりを少々書かせて頂きます。

まず、どちらをメーンに揃えるのか?
意外と時代によって随分違うということです。現在は圧倒的に和食器がメインの時代です。洋食器の売り場は狭くなる一方です。
コーヒーカップがあれば、あとはカタログで見て頂いて、皿類を取り寄せればいいと言う感じで、
わざわざ在庫を積み上げてという感覚はほとんどありません。
今からざっと30年程前は洋食器のボーンチャイナの黎明の時代でした。それはそれは豪華絢爛たるもので
現在の業界事情からはとても考えられない程売れたものです。
商品が足らないのが普通で、如何に売れ筋商品を確保するのか頭を痛めたものです。
白が中心でした。それとほぼ同じ時期に、イギリスのロイヤルアルバートの碗皿がそろそろ市場にでてきたのです。

この後、国産の洋食器とヨーロッパの輸入食器の激しい競争が始まりましたが、反面、食器の市場は大きく発展をした訳です。
この時期の和食器は、今から考えると非常に安定した時期に入っており、地味ですが、
質的にかなり高い商品を生産する時代に入っていたようです。
和食器の各産地のバランスも良く取れており、お互いの長所と、欠点を補い合うというバランスの取れた時代です。
さらに、顧客の変化により、一般の製陶所で量産されたものより、こじんまりとした窯元による手造り、手描きの
小ロットの焼き物が、もてはやされる時代になったのですが、現在のネットの時代にも、この傾向はますます強くなっています。
バブルの崩壊と共に食器の市場も収縮してしまいましたが、実は小規模生産で個性のはっきりした窯元はむしろ着実に伸びている
印象があります。ただし留意するべき点もあります。

大手の製陶所は量産しますので、結果どこにでもあるということになるのですが、質的には非常に安定しているのです。
ビックリするような名品が造られるわけではないのですが、実にコンスタントに安定した品質の製品を供給できるものです。
小規模の窯元はこのあたり少々あたりはずれがあります。
思わず納得ということもあれば、首をかしげざるを得ない場合もあります。
和食器をメインに揃えながら、このあたりも考慮に入れてというのが今の時代なのかもしれません。

尚、国産のガラス食器は壊滅状態です。これから2〜3年のうちに、ヒット商品が出なければ、おしまいでしょう。
小さいメーカーはあるにはありますが、市場を開拓できるだけのパワーはありません。
最低限のタンブラーと皿、鉢類が少々という時代もありえます。今にして思えば、HOYAの存在は大きかったということです。

上記に少々補足します

洋食器から和食器に大きく変わってきたことは書きましたが、この分岐点と思われる点に触れておきます。
和食器のメーカーがパスタ皿を世に送り出したのが変わり目だと思っています。
従来の和食器のメーカーは、新しいアイテムを作り出すことにはあまり上手ではなく、ヒット商品があっても一過性のもので、
その後ずーと売れるということは稀でした。
しかし、このパスタ皿なるものは見事に定着したわけで、和食器を洋風に使うのが一般的になったのもこのあたりからです。
それまでは、和食器、洋食器はしっかり使い分けていたのですが、和風のパスタ皿も案外使えるということで、
随分意識が変わりました。
残念ですが、洋食器を和風に使うのはかなり難しいでしょう。テレビのお料理番組で時折見かけますが、×でしょう。
その意欲は理解できるのですが、これは凄いと思ったことはありません。やはり和食器のほうが奥が深いのです。
和食器を中心にして、洋食器はかなり嗜好品的感覚で、ガラス食器はタンブラーがあればよい、という時代が続くのでしょうか。


ネットショップの形態について


ウェブサイトで食器を販売しているサイトは一体どれくらいあるのでしょうか?
考えてみればそれぞれの店がしのぎを削り、切磋琢磨しているわけですから、恐ろしい時代です。
「日々の努力なくして繁栄の道はなし」を実感しております。

ところでショップの形態はさまざまです。雑貨系は詳しくありませんので除外するとすれば、
後は産地の窯元、卸問屋、小売店、個人の方が営業されている形態に分かれると思います。

窯元の場合は「販売」よりも情報発信に重きをおいている印象です。
焼き物の専門的知識を要求される場合は、窯元のサイトを訪問されるのがベストでしょう。

産地の卸問屋はかなり微妙な立場でしょうか。
下手をすれば、お得意先の小売店と競合するわけですから、少々腰が引けている印象は否めません。
なかには売る気満々の問屋もありますが、小売店との関係はどうなっているのかと思わずにはいられません。
意地悪く言えば、卸で売れないから、ネットで売っているのだろうなどと考えています。
七五郎は小売店ですので、産地の問屋を見る目もかなり厳しくなります。
卸で売れないのにネットで売れるのですかあぁぁぁぁぁぁ〜とツッコミをひとり入れております。
さすがに価格競争に走る業者は少ないようです。やれば卸売りはなくなりますので、このあたりは暗黙の
ルールということでしょう。大口の受注は又別問題です。
七五郎の仕入先の場合はホームページは持っているのですが、あくまでも商品紹介にとどめているようです。
たてまえだけかもしれませんが・・・・・・・・。

小売店系のサイトもかなりあります。
商品構成が広くなるのが特徴です。やはり取り扱う商品の範囲が多岐に渡りますので、
折角だからいろいろやってみようという感じです。
やや散漫になる傾向は否めませんが、反面食卓のコーディネイトを考えれば強みがあります。
茶碗に箸、湯呑に茶托等は良い例でしょう。
七五郎で紹介しております茶托は、全て湯呑にあわせて仕入れたものです。単品でみれば地味ですが、
湯呑をのせればバッチリです。
食器の取り合わせ、どのような場面でどのような食器を使うかというという問題ですが、
このあたりは小売店はさんざん苦労していますので、かなりの強みです。

個人の方が営業している形態は趣味性が強くなります。オーナーの個性がかなり濃く出ます。
ちなみに七五郎がもっとも頻繁に訪問させて頂いているのは、このタイプのお店です。
商売抜きにして楽しめるのは、このタイプのお店です。サイトのデザインも個性がありますし、商品も個性が
あります。ネットの時代に一番向いているのかも知れません。
反面
長く職業として食器を扱って来た者から見れば、いただけないと感じる場合もあります。
このあたりはご購入の場合は良く吟味される必要ありと感じます。

産地問屋、小売店のサイトは大きく外れるということはあまりないようです。
個別のデーターなどわかりもしませんが、返品率はネットショップのなかでも相当に低いのではないでしょうか。

それぞれ個性もあり、得意とする分野も異なります。じっくり見比べるのもネットの楽しみでしょう。
七五郎もお役に立つ情報を出来るだけ紹介してまいります。


七五郎の初仕事


随分昔の話です。商売の後を継ぐため帰郷してしばらくのことでした。ようやく店の仕事にも慣れ、
少しは接客もできるようになった頃の話です。
お得意様より電話注文があったのです。早速見本を揃えて出かけまして、いろいろ注文を頂いたのです。
ここまでは上出来でした。
この後笑いものの種になる事件が勃発したのであります。

お客様「若い人が帰ってきて、良かったね〜。折角来てくれたのだからトリザラも揃えるから・・・」
七五郎「トリザラですか?」「わかりました。それでは折り返し見本をもって参ります。」
といって帰りの車に乗り込んだのです。

トリザラ??
そりゃ鳥の形をした皿のことかいな? 
ニワトリか?ハトか?ウン待てよ、ワシとかタカかもしれん。ツルもあるし・・・。
七五郎の妄想は際限なく広がり、もはや鳥の型の皿であると確信するに至ったのです。

店に帰るなり「追加の注文があった!!鳥の型をした皿の注文があった」
????????????????????

両親は狐につままれたような顔をしておりました。
訳がわからないのでお得意様に電話をしまして、勘違いの事情がわかったのです。
小皿より大きめの皿を数点用意して
「これ持ってもう一度行き」といったのです。

これでいいんだろうか???
七五郎の疑問は大きく、大きく膨らむばかりでした。

そして再びお得意様のお宅に伺ったのですが、そこには必死で笑いをこらえる奥様がいらしたのです。

○○年以上の昔の話です。このような失敗を繰り返して今日に至っております。


七五郎の初仕事その2


洋食器の展示会に初めて行った時のことです。
会場に入りますとあちらこちらから「ワンサラ」「ワンサラ」というセリフが聞こえてくるのです。
何もわかりませんから、担当の営業に「ワンサラて、何?」と聞いたわけです。
ワンサラというのはコーヒーカップの碗と皿のことで、ワンサラでコーヒーカップのことを指す訳です。
そこで早速「このワンサラを6セット」とお願いしました。
すると、セットとは言わずにBOXというのが普通ですと言われまして、
七五郎は胸をはって「では、このワンサラを6BOXお願いします」と注文しました。
意気軒昂たる時代でした。


紋様と形状について


洋食器の場合は、コーヒーカップやポットのように高さがあるものにも、平べったい皿にも同じ柄を
絵付けしますので、元々そのあたりを考慮してデザインしているようです。
和陶器の場合は単品指向になりますので、このあたりやや注意する必要があります。
飯碗や湯呑に人気があるので、皿にもといった場合失敗することがよくあります。
又、普通の湯呑には良く映えても、大きいフリーカップに絵付けしたらあまりよくないということもあります。
洋食器はシリーズで揃えるのが原則ですが、和陶器は単品の組み合わせが中心になります。
どんなに気に入ったシリーズでも、2〜3点まででしょう。
このあたりの感覚を身に付けておけば、食器を選ぶ時にも随分役に立ちます。
さまざまな柄や色の食器をコーディネイトするにも楽しいものです。


再び食器の大きさについて


もともと食器には決まり寸法がありまして、通常はその大きさに基づいてお客様にお勧めするわけです。
しかし実際問題として、かなり個人差がありまして、そのあたりは考えておく必要があります。
最近七五郎も若いときに比べると食事の量が随分減りました。同じメニューでも食べる量が減るわけですから
使う食器の大きさも微妙に違ってきます。和皿も店で売る場合は六寸をお勧めしていますが、自分で使うのは
五寸のサイズが多くなりました。以前はお客様からそのように言われても、「そんなもんかなー」と気楽に
考えていたのですが、最近は実感できるようになりました。
年を重ねなければわからないこともあるということです。


売れ筋商品とは?


七五郎のページでも触れていますが、新商品即売れ筋商品ではありません。新商品が生き残る確率は
かなり低いと思います。従いまして、売る立場で言えば、いたずらに新しい商品を追いかけることは、
下手をすれば不良在庫の山になる可能性があります。さらに考えておかねばならないのは、現在売れている
商品のパターンが増えたときです。たとえば色のパターンを何種類かに増やすなどが考えられます。
この場合も結局は一番最初の売れ筋の色に注文が集中して、他の色はデッドストックの可能性が高いです。
お客様の立場で考えれば、新商品が出たからと飛びつきますと、あえなく後の補充が出来ずにハンパな数に
なってしまう可能性が高くなります。今更この商品と思われるかも知れませんが、案外お買い得な商品は
古い定番商品にたくさんあるように思えます。それにそれほど値上がりしていませんので、価格的にもよく
こなれている場合が多いのです。七五郎が定番商品にこだわる理由です。
逆に考えて頂きますと、新商品と長い定番商品のどちらにしようかと迷われた場合は、昔の商品のほうが
間違いが少ないということではないでしょうか。


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